デジタルの力で「やればできる」の記憶をつくる

VUCA時代において、デジタルテクノロジーが目覚ましい進化を遂げています。さまざまな分野で「デジタルトランスフォーメーション(DX)」が推進されており、私たちの「教育×ビジネス」も例外ではありません。特に新型コロナウイルス感染症は、私たちの生活、価値観、行動様式、社会のシステムを根底から覆しました。こうした変革の波に乗り、お客様のニーズに合わせた個別最適なサービスを提供するためには、デジタルの力の利活用が不可欠です。
当社はDXを最重要戦略と位置づけ、蛻変(ぜいへん)を繰り返しながら、デジタルの力で「やればできる」の記憶をつくる「教育×ビジネス」に取り組んでまいります。 

明光DX戦略ロードマップ

「デジタル」を前提として、明光ネットワークジャパンの事業運営をリデザインし、「データ」を資源として活用する明光DX戦略を実行するにあたり、3つのステップでDXを推進してまいります。

Step1:基幹システムのフルクラウド化

明光義塾をはじめとする各種事業運営の安定化を図るため、オンプレミスシステムとクラウドシステムにて点在していた各種事業運営システムを最新のOS/MWによるクラウドシステムへ完全移行するとともに、セキュリティを強化したフルクラウド環境にてシステム基盤を再構築しました。
また、24時間365日体制での保守運用体制を同時に強化することで、有事の際のトラブルを未然に防ぎます。

 

▼基幹システムのイメージ

Step2:DXデータプラットフォームの構築と展開

「デジタル」を前提とした全社事業運営をリデザインし、「データ」を資源活用するDX戦略を遂行するため、最新のETL技術を活用し、各事業単位に点在するシステムのデータをシームレスに収集・蓄積・加工・転送・分析可能なDXデータプラットフォームを学習塾業界として初めて新規導入・展開します。
DXデータプラットフォームの実現によって、事業を跨いだデータ活用による全社全体最適によるマーケティング戦略やFCビジネス戦略にスピーディーに貢献していきます。

 

▼DXデータプラットフォーム概念図

Step3:データを用いたアプリケーション開発と展開

データ流通を安全に活用可能なDXデータプラットフォームを活用し、各事業システムのデータをフル活用したアプリケーションの開発・展開を実施していきます。
明光義塾事業においては、生徒/保護者とのエンゲージメント強化および教室業務の軽減を図る「アプリ塾生証」を全教室に展開していくことで、LTV向上に向けたCXを推進。
※2022年3月より一部の教室で運用を開始し、順次利用教室を拡大中

本アプリは、全国に展開する各教室と在塾生およびその保護者の皆様とのコミュニケーション機能をオンラインで集約し、従来紙ベースで処理していた教室業務をデジタル化することで、教室業務の業務変革を進め、生徒・保護者の皆様への通塾利便性の向上および満足度向上を図っていきます。

 

▼明光義塾「アプリ塾生証」の画面

また、本アプリを活用し、授業料の請求書表示機能や、教室での授業報告を通じて、更なるコミュニケーションDXと業務改革を加速していきます。
今後、講師と教室のスムーズなコミュニケーションアプリの開発をはじめ、各種アプリケーションの開発と提供を通じ、DXによる事業効率化を推進していきます。